ボリビア -日本とボリビアの歴史に触れる-
ボリビアと日本人の移民について
戦前、日本人の海外移民者は出稼ぎ要素が強く、多くの人が夢を抱いて小さな日本列島から遠く離れた南米の地に向けて出発したそうです。
幕末から明治時代の日本の歴史を考えると、日本だけではなく、海外に目を向けた志士たちが多く存在し、それを実行に移した勇者たちのイメージが頭に浮かびました。
ただ、移民した方たちの話(資料)をみると、そう一筋縄ではいかないもんで、
・言葉は通じない
・ボリビアはアンデス高地と熱帯アマゾン地域という移民者向けの生活環境も開拓しなくてはいけない
(非常に過酷な環境下の中で開墾されたそうです)
→日本人移民地区はサンタクルス県に2か所あり(サンファン移住区・オキナワ移住区)現在では、2世、3世の方を中心に純ボリビア人の方も住んでいるそうです
・第二次世界大戦による苦難
→日本は敵対国になり、移民の方たちにとってはとても苦難に満ちた日々になる。
嫌になったからってそう簡単には日本へ帰国できないし、自分たちの住む場所を一から開拓していかなくてはいけない、、など当時の人たちの気持ちを考えると本当にこの地で生きていくという心強さを感じました。
インタビュー形式で実際に移民した方たちの資料が掲示されています。
熟読すると非常に興味深い。
どういう気持ちでなぜ彼らここにきたのか、そしてこの地で何をしていたか。
中でも興味深かったのは、
河合辰夫さん(1923-2005)
今でこそ、トヨタの車は安心安全で世界中に知れ渡っていますが、
当時、トヨタの名前は全く持って知られていなく、ゼロからスタートしなくてはいけない環境。
1年半はまったく売り上げが伸びなかったそうです。
そこで打開策として見出したのが、サービス精神。
当時の車は、エンコすることが多かったらしく、エンコしている車はトヨタという悪いレッテルも貼られていたそうで(-_-;)
それを逆手に取り河合さんが考えたのが、何百キロ離れている場所でも必ずサービスカーで救援しに行く、それがたとえ何日かかってでも。
だからトヨタはサービスが良いという評判もたち成功へと導くのです。
とまぁ、先人の方たちの話を目の当たりにして、
日本のホスピタリティ精神こそ万国共通で通用するし、新たなるビジネスの開拓にもなるのではないかなと思った次第です。
帰国してからの新たなビジネスのヒントになりそうな予感もw
当時の渡航許可証も見せて頂きました。
(現物)
先人達の話にはとっても勇気づけられ、オレも小さくまとまったらいかんなと改めて思う次第w
次回はスペイン語を勉強するの巻…です!
ではまた!